こんにちは。刺繍を始めた大水です。
最近の自分のイラストがないなーと思っていたので、今回は自画像を描いてみました。

アイデアから完成まで リアルタッチイラスト制作の流れ

この一年で髪が結べるまで伸びて、眼鏡も変えました。
今回はこのイラストの制作の流れをご紹介します。あくまで私の制作の場合です。
資料とアイデア
まずは資料です。
自分のイラストを描きたいと思った時に手元に資料がないとすぐに描けないので、定期的に誰かに写真を撮ってもらったり、自撮りをしたりします。逆の時もあり、いい写真が撮れるとやる気が出てくることもあります。
今回もそのパターンで、先日撮った写真の影の具合がなかなかいいな、今までと少し趣向を変えた面白いイラストが描けそうだな、とアイデアが降りてきたので、イラストを描くことにしました。
↓これが元になった写真です。車のサイドミラーに映る自分(念のためぼかしています)。

この写真を資料に下書きを描きます。
下書き
私は下書きを細かくゴリゴリ描く方です。
お客様から依頼を受けてイラストを制作する場合は、下書きの前にラフ(ざっくりと表情やポーズ、構図を描いたもの)を描いてチェックしていただきます。

描いている時に「紙パックのジュースを飲ませたら面白い構図になりそう」と思い、付け足しました。
また、リアルタッチの顔とギャップがある抽象的な背景を描きたいと思い、描いてみることにしました。
ペン入れ、着彩
納得のいく下書きができたら、ペン入れをします。いつもパイロットのDRAWING PENを使っています。コピックに滲まず使い勝手がよいです。

ペン入れが終わったら薄い色から入れていきます。いつもは人間の肌にはグレーを使わないのですが、今回は影をグッとつけたイラストを描きたかったのでコピックのウォームグレーを使ってみました。
コピックは同じ色でも重ね塗りしてグラデーションをつけることができるので、3種類のウォームグレー(W1,W3,W5)を塗り重ねました。
背景は悩みに悩みました。柄やイラストを描こうかと考えましたが、いざとなると全く思い浮かばない……。塗りつぶすことにしました。
完成

完成!……したけどやっぱり背景がなんか変だな……、となり、

パソコンにスキャンして取り込み、修正。結局背景は消しました。
背景がない方が、宙に浮いた顔と紙パックが際立ち面白い気がします。
これで完成です。
イラスト制作過程紹介、いかがだったでしょうか?
今回はいつもと趣向を変えたイラストで、自分でも探り探りの制作でした。
結果的に面白くなったとはいえ、背景を失敗したことが悔しいのでリベンジしようと思います。
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